Saturday, December 03, 2005

 

「海の盗掘団」摘発、清代の陶磁器の流失「水際阻止」

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November 21, 2005


写真: / 小

14日から17日にかけて、福建省・福州(ふくしゅう)市の平潭娘宮船着場及び長楽松下ふ頭で、清代の沈没船から密かに持ち出した陶器を販売しようとしていたグループが逮捕された。沈没船は「碗礁1号」と呼ばれ「海に沈む文化財、史上最大の発見」などと、10月にマスコミでも紹介されていた。

碗礁1号」は今年6月、漁獲作業の際に陶器が引き上げられたことがきっかけとなり発見された。清朝の康熙帝(在位1662-1722)中期に景徳鎮で焼かれた陶磁器が大量に積み込まれており、10月まで学術調査及び積荷の回収作業が行われた。

福建博物院考古研究所所長の栗建安氏によると、「碗礁1号」には1万6000点の陶器が積み込まれていたとみられる。ただし「沈没船発見」の噂が広まると同時に、密かに潜水して陶器を持ち去る者があらわれ、貴重な文化財の相当数が盗まれてしまったという。

14日から17日にかけて、福州辺防支隊は3つのグループを密売の現場で摘発した。これにより、沈没船から持ち去られた陶器74点の流失を防いだ。写真は17日に差し押さえられた42点の陶器。

福建省の福州(ふくしゅう)や泉州(せんしゅう)は、元代(1279-1368)にはすでに、海上交易の要所として繁栄したことが知られている。この海上交易路は「海のシルクロード」などとも呼ばれ、福建省の近海には沈没船が相当数あると考えられており、これまでにも1974年に泉州湾で宋代の沈没船が発見され、引き上げられている。(編集担当:如月隼人・恩田有紀)


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